『夢のクレヨン王国』(ゆめのクレヨンおうこく)は福永令三が執筆した児童文学作品群である『クレヨン王国』シリーズを原作としたアニメ・漫画作品である。
ストーリー
・ 死神編(1話 - 49話)
: 12の悪い癖を持つ、クレヨン王国のシルバー王女。彼女の12歳の誕生日に、かつて封印された死神がよみがえった。そしてシルバーの親のゴールデン国王とオパール王妃を石にしてしまった。元に戻すにはシルバーの悪い癖を直し、死神の詫び証文を手に入れて封印しなければならない。そこで、シルバーはオンドリのアラエッサ、ブタのストンストン、そして12人の野菜の精をお供に、死神を追って国中を旅する。
・ 天使編(50話 - 70話)
: 死神を倒した後、クレヨン城の侍女にネコのプーニャが加入。彼女の不手際で古い柱時計に封じ込められていた2人の天使、シャカチックとユックタックが復活。イタズラ好きの彼らは天使のスタンプで国中を混乱させる。シルバー達は天使を追って再び旅に出る。サブタイトルは一部を除いて放送月と放送週目を合わせて「○月の旅I」などとしている。ただし、追加放送となった天使編では死神編(当初は4クール予定だった為)で丸1年使ってしまったので表記が重複することを避ける為「13月」を始めとして月が変わるごとに一月追加する形となった。
原作からの脚色
あらすじは、原作となった『クレヨン王国の十二か月』『クレヨン王国 新十二か月の旅』『クレヨン王国 シルバー王妃花の旅』3作品の内容をミックスしている。また放送延長となった際に『クレヨン王国 王さまのへんな足』よりプーニャ、時計の天使など一部キャラクターを借りた形で、オリジナルの展開となる。アニメ化にあたり、低年齢層向けにキャラクター設定など大幅なアレンジがされた。
主な登場キャラクター
・ シルバー王女(声優:徳光由禾|徳光由香)
: 本作の主人公。本名はシルバー=マーガレット。銀色の髪で容姿は可愛らしいが、12の悪い癖を持っている。石にされた両親をもとに戻すため、クレヨン王国各地を旅する。武烈女王に憧れている。12の悪い癖と一言多いことが災いしてなにかと酷い目にあっている。普段は非常にワガママで困った性格だが、仲間や天使が命の危機に晒された時は涙を流す優しさと、助ける為に直向になれる愛情を持っている。小さい頃から木登りが得意。意外と大食いである。死神を倒して一時期、悪い癖は治まっていたのだが天使編でぶり返してしまう。
・ アラエッサ(声優:坂田おさむ)
: 王女の護衛として旅に同行したニワトリ。照れ屋で理屈っぽい。クレヨン城の門番をやっていた。「〜なのだ」が口癖(コミック版では普通の口調)。死神編ではクレヨン王国の花札用に12の季節の花を写真に撮るという密命を受けていた。シルバー王女を助けることも多いが、悪い癖が出ると笛を吹いて注意したりもする。
・ ストンストン(声優:竹内順子)
: 王女の側近として旅に同行したブタ。食いしん坊で料理も得意。口癖は「〜だな」「〜のけ?」。ハンバーガー国のサラド王女とオニギリ国のグット王子との婚約祝いを渡す任務を受けていたが、後にシルバー王女達は死神の謀略による両国の争いに巻き込まれてしまう。
・ クラウド(初登場時は「謎の少年」とクレジット)(声優:葛城七穂)
: アニメオリジナルキャラクター。最初の頃はシルバー王女に死神と思われ、その行方を追われていた。後に、かつて武烈女王と共に死神を倒したクラウス公爵の子孫という事が判明し、旅に同行する。とは言ってもシルバー王女と性格が似てるのか一言多いので、よくケンカするが、実はシルバーに好意を持っており、自分がそれに気が付いていない。ピーマンが苦手(但し、旅の中で克服)。天使編ではやたらお見合いをさせられてたびたび家(別荘?)から脱走している。
・ カメレオン総理(声優:乃村健次)
: クレヨン王国の総理大臣。死神編では石になった王と王妃の代わりに城を守っていた。「〜であーる」が口癖。
・ キラップ女史(声優:竹内都子)
: クレヨン王室博物館長。王国のさまざまな事象について王女や総理に助言をする。
・ プーチ夫人(声優:清水よし子)
: クレヨン王室秘書官長夫人である白鳥。キラップ女史とのコンビで城に仕える。
・ ゴールデン国王(声優:平田広明)
: シルバー王女の父親。死神編ではオパール王妃と共に石にされてしまう。天使編ではシルバー王女達の計らいで旅行に出かけるも災難にあってしまう。
・ オパール王妃(声優:西原久美子)
: シルバー王女の母親。死神編ではゴールデン国王と共に石にされてしまう。性格はおっとりで優しい。味覚が甘党なのか、彼女の作る12色ののり巻きはケーキのように甘い。天使編ではシルバー王女達の計らいで旅行に出かけるも災難にあってしまう。(なお原作ではシルバーが王妃の為、オパール王妃は存在しない)
・ 死神(声優:山口健)
: シルバー王女が旅に出る原因を作った張本人。相手の力を吸い取った上で石にしてしまう死に灸を得意とし、他人の体に乗り移る事もできる。しかし詫び証文の使い方を自ら暴露するなどどこか抜けた所がある。封印された後、天使達のイタズラで一度だけ復活した。
・ プーニャ(声優:埴岡由紀子)
: 本名はスペークル・シャン・プーニャ。死神が封印された後、シルバー王女の世話係になる為やってきたヒゲなしネコ。天使達に騙されて彼らを時計から出してしまい、責任を感じて追い始める。お人好しで面倒見が良いが、おっちょこちょいなのが玉に瑕。「〜でございますです」が口癖。寒さに弱く、地震が大嫌い。
・ シャカチック(声優:松岡由貴)
: イタズラ好きの天使。性格は短気かつ乱暴でイタズラの提案は彼がする場合が多い。最初こそ、ただ単に楽しみでいたずらをしているが、どこまでも追ってくるプーニャに情が移ったのかプーニャが苦手としているものを封じる事もしている。矢を射るときには「ルワジイ・チック」と唱える(「イジワル」を反対から読んだもの)。
・ ユックタック(声優:宮原永海)
: イタズラ好きの天使。シャカチックと正反対で、優しく大人しい。プーニャに気がある様で、気絶したプーニャを椅子に乗せたりと彼女に対しては優しい。しかし、そうかと思えばシャカチックのそれなりに酷いイタズラに賛同しているので微妙な性格である。矢を射るときは「ラズタイ・タック」と唱える(「イタズラ」を反対から読んだもの)。
・ シルバー号(声優:高村めぐみ)
: 天使編より登場。死神が倒れた後、開通したクレヨン鉄道を走るピンク色の汽車。排出するのは煙ではなく花。名前の由来は無論シルバー王女である。名前も同じなら性格を筆頭にあらゆることが王女に瓜二つ。怒ると猛スピードで走るようになる。ケーキが大好物。実は将棋が得意(ベル車掌に勝っている)。カメレオン総理の親友であり自身の製作者であるナルマニマニに弱い。
・ ベル車掌(声優:津久井教生)
: シルバー号の車掌。時計なので時間に細かい。何でもマニュアルに頼るので、マニュアルに載ってることには強いがそれ以外のことには滅法弱い。最初はあまりの几帳面さのせいで王女達とよくケンカしていたが回を重ねるごとにお雑煮を食べたり、時間を過ぎても待つ等、仲良くなっていく。
・ 武烈女王(声優:荘真由美)
: クレヨン王国三十三代女王としてクラウドの祖先であるクラウス公爵と共に死神を倒したことでクレヨン王国に知らぬ者はいない英雄。今なお、王国内でグッズが出されるほどの人気。現在は故人であり、御鏡拝見の儀式でしか喋る姿を拝むことは出来ない。実はシルバー王女を凌ぐ数の悪い癖があった(20は軽く越えたらしい)が、それらも見方を変えれば個性や長所にもなり得るという事を王女に教える。
・ 野菜の精たち
・; トーフモン(声優:松尾銀三)
:: 豆腐の精。頭に手ぬぐいを巻いているお爺さん。お風呂好き。12人の中で最年長。
・; ウメケロ(声優:中澤やよい)
:: しわしわの梅干の精。欲深でしたたかなお婆さん。若い時は色が青く、結構モテたらしい。「〜ケロ」が口癖。
・; トマトマト(声優:桜井ちひろ)
:: トマトの精。威勢のいいカンシャク持ちの主婦。最終回で子供が誕生し、ニンジッピのように優しい子になってほしいということから「トマトッピ」と名付けた。
・; キャーベッタ(声優:高村めぐみ)
:: キャベツの精。オシャレ好きで女優を目指している。「〜ですわ」が口癖。最終回でホラー映画の最初に殺される役を演じた。
・; ニンジッピ(声優:松本美和)
:: 人参の精。レンコポッチと同じくらいの大きさ。気弱だがいざと言う時は頼りになる。「〜っぴ」が口癖。トマトマトを敬愛している。雪の精のホワホワちゃんが好き。
・; レンコポッチ(声優:ゆーり)
:: ゴマータの次に小さい蓮根の精。病弱でネガティブな性格。「〜っち」が口癖。七夕馬のディックと仲良し。
・; ノビルジャー(声優:赤井田良彦)
:: 筍の精。力持ちで運動神経抜群の体育会系・番カラ風。感動すると号泣する。「〜じゃー」が口癖。
・; ネギック(声優:宮田始典(現・宮田幸季)
:: 葱の精。精霊一の秀才で物知りだが、それを鼻にかける皮肉屋な面がある。クレヨン大学を目指している。
・; ソソソナス(声優:家富ヨウジ)
:: 茄子の精。慌てんぼうな性格のサラリーマン。実は子持ち。「〜でなす」が口癖。
・; トモロコフスキー(声優:望月祐多)
:: トウモロコシの精。12人の中で一番大きい。気取り屋の女好きで、どこでもナンパしている。
・; ホーレソレ(声優:小西寛子)
:: セーラー服を着たホウレンソウの精。常に無気力な態度で、割と惚れっぽい。クラウドが気になるらしく、おかしな変装をしている彼もお気に入り。「〜どうでもいいけど」が口癖。
・; ゴマータ(声優:櫻田実果子(宍戸留美))
:: 12人の中で一番小さいゴマの精。性格はひねくれ者。分かれ道では間違った方向を選ぶ。「〜ゴマ」が口癖。
テレビアニメ
朝日放送(ABC)、テレビ朝日系(ただし福井放送|一部系列局)除く、日曜朝8:30 - 9:00 制作:東映動画(放映中の1998年10月に商号を東映アニメーションに変更)東映動画制作のテレビアニメとして、初めて第1話から制作を本格的にデジタル化した作品である。また、本作以降、同時間帯のABC制作アニメは一貫して女児向けアニメとなる。ただし、この作品のみ音楽関係はスターチャイルドが関与しており、次番組以降はマーベラスエンターテイメントが関与することになる。近年CSデジタル放送にて何度も再放送されている。その影響かは定かではないが2005年9月22日にDVD-BOXが発売され、99年以降全く登場しなかったシルバー王女の着ぐるみショーが2005年に行われた。なお、DVD-BOXは当初の対象年齢であった女児及び男児よりも初回放送時の視聴者を対象としていたのではないかと思われる。
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・ 王女旅立つ
・ 9月の旅I
・ 9月の旅II
・ 9月の旅III
・ 10月の旅I
・ 10月の旅II
・ 10月の旅III
・ 10月の旅IV
・ 11月の旅I
・ 11月の旅II
・ 11月の旅III
・ 11月の旅IV
・ 12月の旅I
・ 12月の旅II
・ 12月の旅III
・ ン・パカの旅
・ 1月の旅I
・ 1月の旅II
・ 1月の旅III
・ 2月の旅I
・ 2月の旅II
・ 2月の旅III
・ 2月の旅IV
・ 3月の旅I
・ 3月の旅II
・ 3月の旅III
・ 3月の旅IV
・ 3月の旅V
・ 4月の旅I
・ 4月の旅II
・ 4月の旅III
・ 4月の旅IV
・ 5月の旅I
・ 5月の旅II
・ 5月の旅III
・ 5月の旅IV
・ 5月の旅V
・ 6月の旅I
・ 6月の旅II
・ 6月の旅III
・ 6月の旅IV
・ 7月の旅I
・ 7月の旅II
・ 7月の旅III
・ 7月の旅IV
・ 8月の旅I
・ 8月の旅II
・ 8月の旅III
・ 8月の旅IV
・ 王女らしく
・ 13月の旅I
・ 13月の旅II
・ 13月の旅III
・ 14月の旅I
・ 14月の旅II
・ 14月の旅III
・ 14月の旅IV
・ 15月の旅I
・ 15月の旅II
・ 15月の旅III
・ 15月の旅IV
・ 16月の旅I
・ 16月の旅II
・ 16月の旅III
・ 16月の旅IV
・ 17月の旅I
・ 17月の旅II
・ 17月の旅III
・ 17月の旅IV
・ ありがと〜
主題歌
作詞:森林檎
作曲:有澤孝紀
編曲:有澤孝紀 外山和彦
歌:徳光由香
作詞:福永令三
作曲:SWAY|杉山加奈
編曲:有澤孝紀 佐藤泰将
歌:杉山加奈
スタッフ
漫画:片岡みちる
コラボレーション
第58話「15月の旅I」に同時期に放送されていた「テツワン探偵ロボタック」のロボタックの名前(ロボタックショー)が出てくる。一方、「テツワン探偵ロボタック」のクロスプラグ(前番組終了に流れる短い番宣)では、一時期「このあとはテツワン探偵ロボタック!」と言うべきところで「このあとは、ゆめのくれよんおうこくぅ〜」とシルバー王女の物まねでボケるバージョンが流れていた。
コミック
片岡みちるによりコミック化され、なかよしに連載された。片岡の体調不良により連載が中止になった為、こちらは死神編で終わっている。元々、天使編へと続く予定であり、なかよし1998年8月号では話が続く方向で描かれていたが、同年9月号で連載中止を発表。コミック3巻の最後も死神編で話が終わる物に差し替えられた。
・ 「夢のクレヨン王国 (1)」講談社、1998年1月、ISBN 4-06-178880-9
・ 「夢のクレヨン王国 (2)」講談社、1998年6月、ISBN 4-06-178889-2
・ 「夢のクレヨン王国 (3)」講談社、1998年12月、ISBN 4-06-178905-8
外部リンク

